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畑管理日誌2025年4月7日「春の兆しと第七圃場の試練」

エリア外入

第七圃場


春らしい穏やかな陽気。いよいよ4月の農作業が本格的に始まった。

 

今日は、2月中旬に播いたブロッコリーを約50株、ようやく定植。苗が育っていく様子は、どんな作物よりも励みになる。定植のあとは、水やりのために圃場を巡る。特に第七圃場は約15アールの広さがあるため、今後の水の確保が課題だ。今日は300リットルのコダマタンクローリーを設置して、初の給水作業。だがこの広さでは、近いうちにこのタンクひとつでは追いつかなくなるだろう。

 

この第七圃場、土地は肥えているが、10年以上放置されていたせいか、やはり害虫の密度が高い。植えたキャベツがヨトウムシに大きく食い荒らされてしまった。応急処置として農薬を散布したが、ここではキャベツやブロッコリーを広く栽培するのは難しいと判断。虫害の少ない作物への転換を考えている。

 

 

候補として思い浮かぶのは、キク科のレタスや春菊、そしてネギ。一面にネギ畑というのも、管理がしやすく虫にも強いので現実的だ。ナスやピーマンといった夏野菜は、おそらくこの土地では害虫と病気の被害を免れないだろう。

きれいに根を張っているブロッコリーの苗。定植時はポットを苗を出したときに根の状態を見るのが一番の楽しみだ。
きれいに根を張っているブロッコリーの苗。定植時はポットを苗を出したときに根の状態を見るのが一番の楽しみだ。

第一圃場


ニンジンと九条ネギがきれいに発芽。しかし、一本ネギが発芽していない。種が古かったかもしれない。まだ間に合うので新しい種で撒き直しもよいだろう。

第二圃場


ほうれん草、小松菜、二十日大根がよく育っている。二十日大根の間引きをすると赤い実がなりはじめていた。春大根は害虫に苦戦している。

間引きした二十日大根
間引きした二十日大根

第三圃場


山東菜と小松菜が急速に成長。ほうれん草がカビかなにかの病気気味になっていた。この圃場は去年もそうだが、害虫よりもカビなどの病気が発生しやすい。今後も要注意だ。

第四圃場


そら豆が大きく育っている。隣のスペースを牛糞堆肥を撒いて耕作したが、まだ、何を植えるか決まっていない。夏野菜でもいいが土が硬く支柱が立てづらいため、根が横に伸びるキャベツやブロッコリーでも大丈夫ではないかな。

第五圃場


じゃがいもの株はすべて発芽。ニンニクも問題なく育っている。去年は今の第7圃場のように害虫だらけだったが、一年耕し続けることで良い土壌になってきた。

第六圃場


ブロッコリーの株を植えたあと、夕方にコメリでナスビの株を6購入してそのまま植えた。ナスビの株も育てているが、夏野菜の育苗はほぼ失敗なので、育てつつも苗を購入して植えていくことにする。

第八圃場