エリア外入
新年度が始まり、私の生活も大きく変化を迎えた。これまでの仕事は主に自宅でのリモートワークだったが、今年からは農作業が中心となる。毎朝軽トラックに乗り、8つの圃場を巡回する日々が始まった。
もっとも、都会のように自宅から遠く離れた職場へ通うわけではない。すべての圃場は同じ外入集落内にあり、どれも数百メートル圏内にある。かつては世界中で当たり前だったこの「自宅近くで働く」という形態は、鉄道の発明によって「通勤」という概念が生まれ、大きく変化した。その後、自動車の普及により、職住の分離はさらに進んだ。
私は、農業を通じて「自宅」でもなく「遠距離通勤」でもない、近代以前の労働形態へと戻ることこそが、里山再生の第一歩ではないかと考えている。土地とともに生きる働き方を取り戻しながら、新たな一年を歩んでいく。
現在は8件から任されてるが(空き家管理を含めると9件)、来年には岡本次郎さんの11件の記録を塗り替えるだろう。畑してますか?

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