オウム真理教による地下鉄サリン事件から、なんと30年が過ぎました。あの衝撃的な出来事を覚えている人々にとって、時間の流れはあっという間に感じられるかもしれませんが、その一方で、事件が起こったのがつい昨日のことのように感じることもあります。
あの日から今日まで、世の中は確かに大きく変化しましたが、人々の記憶や精神的な影響は時間が経っても簡単に薄れることはないのです。
このことから、私は一つの気づきを得ました。それは、人間の精神がどれほど肉体の変化に対して不変であるかということです。肉体は年齢とともに衰えていきますが、精神は意外にも昔のままであることが多いのです。子どもの頃に抱いた感情や考え方、あるいは人生に対する価値観は、歳月を経ても不変であることが多いように感じます。もちろん、経験や知識は増えますが、根本的な部分、つまり「心のあり方」は、年齢に関係なく、自分自身の中で深く根付いているものなのかもしれません。
30年後、私の肉体はさらに衰え、思うように動かなくなるかもしれません。しかし、精神の部分は、それほど大きく変わることはないのではないかという気がしています。だからこそ、私は30年後を見据えて、肉体が老いていくことを受け入れつつも、精神だけは揺らがずに持ち続けたいと考えるようになりました。
私の部屋には、子どもの頃に読んでいた漫画や雑誌が山のように積まれています。振り返ってみると、それらは単なる紙の束ではなく、私の思い出そのものであり、時間が経っても色あせない大切な宝物です。

