暮らし · 06日 5月 2025
農業という仕事は、今や経済的に成り立たない職業になりつつあります。私自身の営農も、ほとんど所得ゼロに近い状況で、蓄えを切り崩しながらなんとか続けています。けれど、それでもなお、この村で農業を続けようとするのは、単に作物を育てたいという個人の趣味や意地ではありません。...
暮らし · 30日 4月 2025
「いつか読むだろう」「あとで必要になるかもしれない」——そう思いながら、これまで何冊の本を積み上げてきたのだろうか。部屋の隅の本棚には、背表紙の色がすっかり日焼けしてしまった専門書や、小さな古本屋で出会った随筆集、どこかで誰かが薦めていた文庫本がぎっしりと並んでいる。...

暮らし · 27日 4月 2025
朝から晩まで、ひたすら草を刈った。 あたり一面、伸び放題だった草は、思えば、もう一週間か二週間、早く刈っておけばよかったかと、反省しながら機械を操った。ゴールデンウィークでなんとか間に合ったが、来年からは四月十五日を目処に一斉草刈りを行うことにしようと心に決める。...
暮らし · 24日 4月 2025
春の陽気が続き、草の季節がはじまった。 四月のはじめまでは、鍬やジョレンといった昔ながらの手道具で、なんとか草を押さえていた。だが、ここ数日のぽかぽか陽気と雨の加減で、草の勢いが一気に変わった。地中から顔をのぞかせた小さな芽が、あっという間に畑一面に広がり、まるで「待ってました」と言わんばかりに、あらゆる隙間に根を張っていく。...

小さな畑と大きな自由
暮らし · 20日 4月 2025
現在、私が管理している農地は約25アール、そのうち実際に耕しているのはおよそ15アール。やろうと思えば、もっと広げることもできる。けれど、それに見合う体力が自分にあるかと言われれば、もう無理は利かない年齢だ。だから、無理に面積を増やすつもりはない。...
暮らし · 20日 4月 2025
今日は、周防大島町に以下のような問い合わせメールを出しました。送信内容の控えがないですが、だいたい以下のような内容です。

 · 18日 4月 2025
「百歳現役」なんて言葉を耳にするけれど、果たして畑仕事は何歳までできるものだろうか。最近、ふとそんなことを思うようになった。...
宮本常一霊言集「地方創生とビジネス」
宗教 · 16日 4月 2025
――わしは、宮本常一。日本の村々を歩き、人びとの声に耳を傾け、生きる知恵を記してきた者じゃ。 いま、あの美しき島、周防大島を思うとき、胸がざわついて仕方がない。 なぜなら、昨今耳にする「地方創生」という言葉が、いつのまにか金儲けの道具と化し、島の魂までも奪おうとしておるからじゃ。 黒い靴に、ピカピカのスーツ。...

役場との喧嘩の仕方
暮らし · 15日 4月 2025
――「おかしい」と思ったら、黙らずに行動を!「なんか怪しいぞ?」「これ、本当に町のためになってるの?」そんな違和感を覚えたら、私たち町民にできる“静かな武器”があります。 それが——公文書請求です!...
宮本常一霊言集「農にこそ、未来がある」
 · 15日 4月 2025
私は宮本常一。かつて日本の山村や離島を歩き、人びとの暮らしを見つめ、その声を記し続けた者である。 いま、令和の世にあって、わしが最も伝えたいのは―― 「農業こそ、人の暮らしの根であり、未来に受け継ぐべき尊い営みだ」ということじゃ。 わしが歩いた村々には、豊かさとはほど遠い景色もあった。...

さらに表示する